「ステップ」では、訪問看護の中で受けられる「認知行動療法(CBT)」を開始しました。心理療法(カウンセリング)に興味はあるけれど、定期的に病院やクリニックへの通院が難しいとお感じの方でも、自宅にいながら心理療法を受けることが可能になりました。精神科に特化した「ステップ」ならではのサービスをお届けいたします。
認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy: CBT)は、考え方や問題解決の仕方(行動)を工夫することで、ご本人が上手に症状を減らしたり、コントロールする方法を学ぶ心理療法(カウンセリング)です。うつ病を始め、不安症、強迫性障害などの治療に効果が認められています。
CBTを詳しく知りたい方はこちらへ従来の医療保険による訪問看護の利用と同じです。
(「ご利用方法」→「サービスの流れ」をご参照ください)
主治医による精神科訪問看護指示書が必要になります。(指示書には、「複数名訪問の必要性:あり」と記載して頂くようお願いします。)
訪問CBTでは、心理士と看護師2名でご自宅を訪問し、CBT(30分、週1回)を提供します。訪問CBTと訪問看護(30分、週1~3回)を併用すると、心理士が取り組む事柄を丁寧に聞き、看護師が取り組みを支えることで、効率よく治療が行えます。デイケアやリワークはハードルが高い、グループ・リハビリテーションはちょっと難しいとお感じの方にお勧めです。
保険証、自立支援医療により1割~3割負担
訪問看護と併用 | 1割 | 3割 |
---|---|---|
訪問看護初回 | 1,300円 | 3,890円 |
2回目以降 | 850円 | 2,560円 |
訪問CBT1回 (週1回) |
1,150円 | 3,460円 |
訪問CBTのみ | 1割 | 3割 |
---|---|---|
訪問CBT初回 | 1,750円 | 5,240円 |
2回目以降 (週1回) |
1,150円 | 3,460円 |
※条件によって他の加算がつく場合もあります
「認知行動療法とは、認知の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療することを目的とした精神療法です。1970年代に米国の アーロン・ベック(Aaron T Beck) がうつ病に対する精神療法として開発したものです。その後、認知行動療法は、うつ病はもちろんのこと、不安障害やストレス関連障害、パーソナリティ障害、摂食障害、統合失調症などの精神疾患に対する治療効果と再発予防効果を裏づける優秀なエビデンスが多く報告されてきたことから、欧米を中心に世界的に広く使用されるようになりました。また、精神疾患以外でも、日常のストレス対処、夫婦問題、司法や教育場面の問題など、その適用範囲は広がりを見せています。」(厚生労働省「うつ病の認知療法・認知行動療法 治療者用マニュアル」より一部抜粋)
もっと詳しく知りたい方はこちら